沢野建設工房
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 HOMEゼロへの念想いスレート瓦は使いません。

スレート瓦の概念。そしてメリット・デメリット

一般住宅でよく使われているスレート瓦とは、屋根葺き材に使われる無石綿セメントの薄い板の総称です。

かつての商品名から「コロニアル」、「カラーベスト」とも呼ばれています。設計仕様書では、「化粧スレート」と表示されることも多いかと思います。

昔からある日本瓦に比べれば、安く施工できて重量も軽くなるというメリットから、多くの住宅メーカーで標準採用されています。
▲スレート瓦(化粧スレート)

スレート瓦のデメリットは、スレート同士の重なりが大きくお互いに密着しているため、スレート瓦を支えている屋根下地の通気性はほとんど期待できないことです。

そのため屋根下地である構造用合板が結露で腐りやすくなり、スレート瓦の重さに耐えきれずところどころヒビが入りやすくなる傾向が見受けられます。

経年劣化で表面の塗装が傷んでくるとその勾配の緩さも手伝って水切れが悪くなり、スレート瓦自身が雨水を常に吸い込むような状態になってしまいます。

▲劣化したスレート瓦

そのまま放っておくと、日当たりの悪い北側から表面にコケが生え、さらに劣化が進んで雨漏りの原因にもなるのです。このような状態になったスレート瓦はもはや通常のメンテナンスで延命措置を図ることができず、屋根下地ごと解体工事を行って交換する必要が出てきます。

最新のスレート瓦は優れてきたが、同じ施工方法では問題解決ならず

最近のスレート瓦は、以前のものよりも丈夫になり割れにくくなってきたことから、素材の耐久性もよくなったそうですが、スレート瓦本体の性能が上がっても施工方法そのものは以前と変わらないため、スレート瓦のデメリットは今でも変わるわけではありません。

年間の降水量が非常に多く1年を通じて湿気の多い北陸では、悪い条件が重なると築10年程度でもスレート瓦が激しく傷むケースもあり、決してオススメできる屋根材ではありません。

陶器瓦使用で、「耐久性」「湿気対策」「メンテナンス」向上!北陸の雪にも耐える!

私たちが使っている屋根材は、いわゆる陶器瓦です。昔からある日本瓦(和瓦ともいいます。)もそうですし、近年ではフラットデザインの平板瓦も人気ですが、形状の違いがあれども基本的な作り方は同じです。

▲日本瓦(一文字) ▲フラットデザインの平板瓦

陶器瓦のメリットは、その耐久性とメンテナンス性です。

陶器瓦は10年ごとの定期点検を行うだけで、おおよそ50年ぐらいは総葺き替えをしなくてすむほど高い耐久性を誇ります。また北陸の場合は1年を通した湿気の問題もありますが、スレート瓦と違って瓦の下に空気が通うだけの空間がありますので、屋根材の裏側も乾きやすくなります。

さらに水分が多く重たい積雪にも耐えられる屋根材となると、もはや瓦に勝るものはありません。また、万一台風などで瓦が割れたとしても1枚単位で交換可能なので、お客様のメンテナンス費用を大きく軽減させてくれるメリットもあります。

陶器瓦を支える屋根下地も、調湿効果の高い国内杉の無垢材が使われるので、湿気の多い北陸であっても屋根下にこもった湿気をスムーズに排出し、屋根下地そのものの耐久性も高くなります。

屋根に限らず外装材のリフォームは、非常にお金がかかります。お客様が安心して長期間住めること、維持管理にかかるメンテナンス費用を最小限に抑え、お客様の大切な資産を守りたいと考えた私たちは、北陸に建てる住宅の屋根材としてスレート瓦を一切使わないことにしたのです。

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