沢野建設工房
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 HOMEゼロへの念想い>防蟻・防腐剤は使いません!

防腐・防蟻処理剤(シロアリ駆除剤)、効果が高いのはどちら?

戦後の住宅で使われるようになった「防腐・防蟻処理剤(シロアリ駆除剤)」。
現在木造住宅に使われている化学的な防腐・防蟻処理剤で、効果が高いとされるのは薬剤を加圧注入した木材(緑色)です。加圧注入された木材は、薬剤を表面に塗布した材(オレンジ色)と違い、圧力をかけて薬剤を注入するため効果が長続きするうえに、安全性も高いといわれています。
▲緑色の加圧注入材を使った木材 ▲オレンジ色の防腐剤が塗られた木材

化学的な防腐・防蟻材を一切使用しない!

でも、私たちはそれらの化学的な防腐・防蟻材を一切使っていません。
それは次のようなリスクを心配しているからです。
 
 ● 完全に内部まで浸透するわけではない。
 ● 本当の耐久性がわからない。
 ● 赤ちゃんやお年寄りにも安全かどうかわからない。

化学的な防腐・防蟻剤に対する解釈

化学的な防腐・防蟻剤はその時期によって使われる薬剤がどんどん変わってきた歴史があります。いずれも当初は「人体には安全で効果が高い」とされていたものが、その後の研究で毒性がわかったり耐久性が不十分であることが判明して、別の薬剤に置き変わっていきました。

つまり、たとえ現時点では安全であり耐久性が高いとされている防腐・防蟻剤であっても、20年後にどうなっているのか誰にもわからないことになります。

また、アレルギーを持つお客様の中には、加圧注入材を使った建築中の建物に案内されて気分が悪くなることもあったそうです。そうなると「果たしてどこまでの安全性があるのか?」という懸念も出てきます。

もちろん、どのような材料を使っても、何かしらのデメリットやリスクはつきまといます。薬剤を一切使わない総ヒノキ造りの家であっても、非常に敏感な方の中にはヒノキの香りに反応される場合もあるでしょう。しかし、私たちの元を訪れるお客様の様子を観察していると、そのような特殊なケースはかなり希なようです。

ヒノキの無垢材で安心して住める環境づくり

私たちは常々、念願のマイホームを建てられる方には安心して住める環境を提供したいと考えています。赤ちゃんからお年寄りまで、できる限り安全で安心できる材料を使おうとした結果、行き着いたのは天然乾燥させたヒノキとヒバでした。

多種多様な樹種の中でも、ヒノキやヒバには自身を害虫や細菌から守るためにヒノキチオールなどのフィトンチッドが多く含まれています。製材され住宅の構造材に使われた後であってもフィトンチッドが木材全体にあることで、木を湿気やシロアリから守っているのです。

天然乾燥とは、昔ながらの方法で屋根を架けたところに木を立てかけてそのまま2年以上乾かす方法です。人工乾燥に比べると長い期間と広大なスペースを必要とするため、一見とても非効率な方法に見えます。しかし築数百年以上を誇る建物は、例外なく天然乾燥を施された建物です。これらの実績からいえば、安全性が高くしかも防腐・防蟻効果が高いのは、天然乾燥させたヒノキやヒバということに落ち着くのです。

もっとも最近は「ヒノキの無垢材」といっても、人工乾燥されたものやわざわざ薬剤を加圧注入した構造材も増えてきました。しかし70℃以上の温度で強制的に乾燥させると、せっかくのフィトンチッドもその大部分が揮発してしまい、かえってシロアリに弱い木材になるそうです。

体にも優しく安全で長期に渡って湿気やシロアリにも強い部材を求めたとき、私たちは最終的に昔ながらの方法で天然乾燥させたヒノキやヒバだけを使うことにしました。その独特の芳香は、たとえ匂いに敏感な方であっても心地よく感じることができるでしょう。まさに「自然の恵み」ですね。

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