沢野建設工房
ホーム サイトマップ お問い合わせ アクセスマップ
 HOME>木の話

コラム
「木の年輪(ねんりん)」
 
「私
たちになじみ深いスギやヒノキなどの国産材には、必ず「年輪」(ねんりん)があります。

年輪とは、樹木の切り株などの横断面に見える同心円状の輪のことです。木は春から夏にかけて大きく成長し、夏の終わりから秋にかけて成長が止まり緻密になるので、それが輪のように見えるものです。この輪を数えると、木の樹齢がわかります。

同じ気候、同じエリアで育つ木であっても、異なる樹種では育ち方が全く違います。例えば、スギとヒノキでも、太くなるスピードが全く異なり、スギの方が早く太い材に成長していきます。戦後にスギが計画的に植林されたのは、すぐに太く成長してくれるので早く建築用材として使うことが大きな理由でした。

私たち建築に携わる者は、同じ寸法の木であっても、成長が遅く年輪の詰まった木の方を重宝しています。その理由は、冬目の方が堅く夏目の方が柔らかいため、同じ樹種・同じ寸法の木材でも、年輪が多い木ほど木材の強度そのものが上がり、乾燥させても狂いにくくなるからです。

年輪の中心部は、その木の一番古い部分です。木が生長するときは、樹皮のすぐ下の部分が生長していき、真ん中よりの古い部分は、徐々に心材(赤身ともいいます。)へと変化していき、さらに年数を重ねるにつれて強度を増していきます。

和室に使われる柱は、節のない柱が使われますが、これは枝打ちによってできた木の節(これを「生き節」といいます。)を包むように、木が外側へ外側へと成長しているからなんですね。ですから、一見節のない柱材であっても、何度も削っていくと、必ず木の節の跡(これを「小節」といいます。)が出てきます。

温帯や熱帯などで季節がはっきりしている国で育つ木や、乾期・雨期などがある国で育つ木は、年輪ができます。
一方、四季のない熱帯で育つラワンなどは、年輪そのものがありません。「年輪」には、木の年輪以外にも、比喩的に、「技芸や人物の発展・成長の歴史の積み重ね」の意味もあり、「年輪を重ねる」という使われ方もしますね。
これこそは、四季のある日本ならではの言葉といえるでしょう。

 
の話-リスト
 
 
木の話
木の家づくり|スタッフブログ Facebook公式ページへ 北安田モデル 優良工務店の会|JAHO 財団法人住宅産業研修財団 工務店サポートセンター 大工育成塾 国家プロジェクトで職人養成 石川県木造住宅協会