沢野建設工房
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伝統工法とは
古くは法隆寺などの寺社建築から戦前の木造建築は、伝統工法で作られていました。梁(はり)や柱に複雑な加工を施し、木を互いに組み合わせることにより骨組みを構成します。金物はほとんど使用せず、昔ながらの長ほぞ、込み栓、楔(くさび)、ダボなどで固定します。世界一の木造軸組建築物としても有名な東大寺大仏殿(758年〜)が、大地震でも一度も倒壊していないことから、国も伝統工法に注目し始めました。

 
在来工法とはどう違うの?
主要構造部材である柱、梁、桁、土台などは、伝統工法も在来工法も同じです。伝統工法に使われていた仕口や継ぎ手を簡略化し、ボルトや金物も用いて耐力壁を作ることによって強度を持たせているのが在来工法です。それに対して、伝統工法は壁に頼らず、構造部材の「木組み」と「木の粘り」によって強度を持たせています。同じ木造軸組であっても、構造的には全く異なるものです。

 
なぜ注目されているの?
壁に全く頼らない伝統工法の耐震性はこれまで謎に包まれていましたが、21世紀に入ってからE-ディフェンス(兵庫県三木市、阪神大震災を契機に造られた世界最大の実大実験場)による実物大の実証実験やコンピューターによる解析技術が進んできたおかげで、その優れた免震構造が徐々に明らかになってきました。建物自体が大きく揺れることによって、地震のエネルギーを吸収し、建物の崩壊を防いで人命を助けるだけでなく、地震後の補修もしやすいという特徴があります。

 
なぜ注目されているの?
戦後、木造軸組工法と言えば、ボルトや耐力壁を多用する在来工法のみを指し、加工もプレカットばかりになってしまいました。その結果、今まで手加工を一切したことのない大工さんの方が多くなってしまったのです。
伝統工法をこれから本格的に行おうとしても、そもそも実務者である大工さんですら、墨つけや木組みを覚える機会がないのが実情です。コスト重視のプレカット全盛の状況では、複雑な加工を施す伝統工法の建物を作ることはできません。伝統工法の家を実際に建てられるかどうかは、実務者である大工の知識や技量、経験によるものが大きいのです。
優れた免震構造である伝統工法は、これから小学校や教育施設など、木造で耐震構造を重視する公共建物だけでなく、一般の木造住宅でも増えていくことになります。

当社では近い将来に向けて、若い大工さんに伝統工法の木組みを確実に教え伝えていけるよう、まずは基本となる在来工法の墨つけや手加工を行えるような大きな建屋を作りました。この建屋自体も古い工場を解体したときの古材を使い、全てが若い大工職人の墨つけと手加工によって建てられています。そして、世界に誇る日本の建築様式である伝統工法を、次世代につないでいきたいとの思いから、「伝統工法伝承棟」と名付けました。
 
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